2015年4月に生活困窮者自立支援法が施行されましたが、神奈川県生活サポートグループはさかのぼること16年前の1999年から生活困窮者支援の活動を行ってきました。その頃は「貧困」「生活困窮」という言葉の社会的認知度は低く、支援活動は困難をきわめました。16年間こつこつと支援活動を続け、現在では、お困りの方のニーズに応じて「住まいの提供」や、「生活再生相談」「就労相談」「生活支援」など多種多様な支援を寄り添い型で実施しています。特に、路上生活におちいったり、行き場がなくなった障がいのある人への支援は大きくひろがりました。
社会情勢の大きな変化は、増え続ける生活困窮者の存在を見えにくくしています。多様な支援を行っている団体は全国的にみても非常に少ない中、職員の資質向上のための研修に力を入れるなど、クオリティの高い支援を実現するために取り組んでいます。